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がんじゃの香り

感覚小説★ガンジャの香りはなんだかなぁ★その2

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そおっと息をはき

気持ちをゆるめたら

細く薄目をあけてさ

やってくるのを待つ

何をって 世界がさ

自分のところに帰ってくるのを

待っているところ

舞ってるところ



来たね・・・今が

今って何よ




目の前にひろがる

物質はエネルギーをもっていて

それらの物質で形成されている

景色を 現実と呼ぶ



現実が細かく振動していることは

肉眼では感じられない

通常の精神状態における

肉眼ではさっちできない 



だからといって

それが存在していないと

決めつけてしまったら

科学の発見はありえない



あるいは科学的に証明された

ことしか受け入れようとしなかったり

理解できないとしたら

人生の楽しみは半減してしまう

虎穴にはいらずんば

虎子を得ず、だ

人生には なにものかに

突き動かされて

未知の世界へと えいやって

飛び込む瞬間がある

未知の世界は怖い

死ぬかもしれない

洗脳されるかもしれない

やめろ っと 常識であるとか

おびえであるとかが

人格をもって

既知の領域に

私をとどまらせようとする

でも 行くのさ

男でも 女でも

飛ぶのさ



以上のようなことは

十分にわかっていたとしても

権威に弱い私がいる


私が尊敬してやまない

湯川秀樹博士の発見だって

現象の向こうに横たわる

究極の真理のようなものが

そういう物質が

きっとある、と確信していたからこそ

中間子論にたどり着いたんだ

けれども私が あったこともない

ドクター湯川を

かくも尊敬できるのは

感動しているからであって

それがなければ 私の世界に

彼は存在していなかったと思う

一番、感動したのは、

戦後のまもないころ

彼がアメリカに渡り

そのことを知った

アインシュタイン博士が

わざわざ彼が籍をおくことになる

研究所にまで出向き

無名の湯川に歩み寄り

ビッグネームのアインシュタインが

湯川の手を握りしめ

涙ながらに

自らの研究が

広島と長崎に

投下された原爆の生成を

可能にしてしまったことを

わびるシーンを

WEBサイトで見つけたとき



ぐっときたのである

私のなかにも

こみあげてくるものがあった

それは私のなかに

広島が 長崎があるからだ


私は広島に生まれたわけではない

ましてや太平洋戦争と呼ばれる

第二次世界大戦を体験しているわけではない


けれども 感じられるでしょ

アインシュタインの苦悩を

泣いちゃうでしょ

広島には・・・


涙がこみあげるとき 心がゆれる

そして体も 小刻みに震える

しゃくりあげるから

全身がゆれて しぼりだすみたいの

体の中から 涙があふれてくる



物質も同じ 景色もそう

世界はそう

だからといって

物質は全て

細かく振動しているからといって

10階のマンションの床は

突如 崩れたりはしない

絶対 崩れないということは

いえないけれども

そういうことにおびえたり

不安がる必要はなくて


わからないことも

わからないまま

脳みそのなかに

しまっておく

謙虚ってそういうことでしょ

ちがう?

あるとき 

たった一人で

道を横切って歩いていたのさ

そこは田んぼのなかのあぜ道で

色あせた金色と生まれたての緑色の

田んぼ以外には

自分をさえぎるものは

何一つなくて

その日は朝から風がすごくて

横殴りの雨もいきなり

ふってくるような

そういう世界のなかで

私は歩いていたのさ

申し訳程度の傘をさして

私は かさごと 

突風に吹き飛ばされそうだったさ



そんな天候のなか

田んぼの向こうにある神社で

この村のお祭りが始まっていた

厄年の年男が天狗になるという

天狗は赤い衣装を身にまとうという

そこは能登半島の先っぽにある

山間の村だった



神社の鳥居は

山の入り口の

うっそうと生い茂る木々の間に

ぽっかりと口をあけていて


鳥居をくぐると傾いたような

小さな石段が何段もつらなり

そこは確かに異界への入り口だった

男は幼いころ 

時折 その山からきこえてくる

太鼓の音を耳にしたという


祭りでもないのに

太鼓の音が あたり一体の空気を

風とともに震わすのだった



荒れ狂う雨風のなかを

神社へと続く一本道で

橋をこえて歩き続けていくと

自分は嫌でもちっぽけな

点のような存在であることが

実感される

「助けてください

 天狗様

 まいりました 天狗様

 今年も どうか豊作を

 お願いいたしますだ」


すさまじい雨風の中をあるけば

天候に供え物を捧げ

祈りをささげるという

風土への畏敬の念は 

教えられなくても

心底、叩き込まれていく

全身全霊、ってやつ

授かるっていうのだろうか

イニシエーションの旅にでた

インディアンの若者なら

自分の精霊にであったっていうかな




そういうものは

忘れようとしても

忘れ得ない



大切なことの伝承は

そうであったはずなのに

途切れ途切れのまま

消息不明になろうとしている


記憶を取り戻す旅は

戦いにも似て

過酷であればあるほど

私をかりたてる

だがその戦いに敵は存在しない

知恵をなくしそうな自分が

春の芽吹きにむせながら

嵐の洗礼をうけて

奥能登のあぜ道に立ち尽くし

縄をにぎりしめている

それはどこの細道に続いているのだろう

細道は

行きはよいよい

行きはよいけれど

帰りは怖い のだ

そして

怖いながらも とおりゃんせ で、さ、

行くしかないときってあるでしょ

どこかはわからないけど

心が命じるんだよね「いまだ」って



バッドもグッドも案外小さいな


















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