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本・絵画の紹介

死刑の問題

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死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う
(2008/01/10)
森達也

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TVをつけると、ワイドショーでは殺人被害者の遺族が登場し、

そこでは 決まり文句のように こういう。

「人の命を奪ったんだから、

 そんな人は死んでお詫びをするしかないと思います。

 でなければこの無念さは晴らされません。

 だから、私は 犯人への極刑を望みます・・・ 」 

  

レポーターも 被害者が 加害者によって

いかに理不尽でむごい殺され方をしたのかを強調する。



それを見ている視聴者である私は

流れ的には 遺族の気持ちに共感してしまい

犯人である加害者にたいして

「人間じゃない、死ね!」

とさえ思ったり、極端な場合には

つばをはいたり石を投げようとする。

否、心情的には そうしてしまいがちである。


まして犯人を育てた両親には非難が集中し、

親族の誰かが自殺しなければ終わらない、

というシチュエーション作りだって辞さなくなり

そういう世論に後押しされて一部の人たちは

あたかも自分が正義の代表でもあると言わんばかりに

家族には、つばをはき石をなげたりするかも知れない。

そこまで直接的かつ露骨ではなかったとしても

近隣の人々は暗黙のうちに村八分を決め込み

軽蔑の眼差しや言葉で間接的に

容疑者の家族や親戚縁者を非難しがちである。


逆の場合もある。


マスコミが 実は被害者は極悪非道なやつで

あるいは鼻持ちならない性格の持ち主だったから

あの人はいづれ誰かに殺されただろう

そうされても仕方のないようなやつだった、

というような近所の人のコメントとか

かつての同僚のコメントとかを報道すると

あっというまに勧善懲悪の立場は一転し

視聴者の非難の矛先は加害者ではなくて

被害者の遺族に向けられることになる。



殺人報道では 殺され方ばかりがクローズアップされて

非難のやり場をどこに向かればよいかを編集するばかりで

人類共通のテーマである死そのものが取り上げられることはない。



○○ちゃん、○○さんの突然の死そのものを

遺族にうけいれさせていく

それがどんなにつらいことであっったとしても

生命の終わりは 予告なくやってくる、という事実を

社会の構成員全員に 

何度も何度も擬似体験させてくれる装置として

殺人事件は発生してくる、

と主張することはいけないことだろうか?




肉親の死をうけいれることができずに

七転八倒する四十九日の間に

人は無常を知り 生のはかなさを実感するからこそ

今 ここに 生かされていることへの喜びをかみしめもすれば

ちりゆく落ち葉にすら 哀れを感じ 涙を流す風流さを体感し

そういうあり方 すごし方が 共通無意識となり遺伝子となり

世界遺産のようにして体のなかに組み込まれてきたから

4歳の子供でも あるいは文化をこえて 人類は

芭蕉の句が理解できるのではないだろうか・・・?



だがしかし人類は

もののあわれを観照する境地にすら達しうると同時に

何でもほしがり 奪い合うから いつも飢えている

餓鬼道の世界では 喜びだけではなくて

悲しみすらも貪ってしまうのだ。

いつ終わるかもしれないような怒りに取り付かれたとしたら

そんな苦しみは 地獄にも匹敵するのだから

そうはなりたくはない と思わないだろうか?


人は 言葉で 文章で 己のあり方を構築しているのであり

述語が 「むさぼり 際限なく 欲する」である限り

主語になにがこようが 私は救われない。

憎しみや、やり場のない怒りを放射し続けるとき

悪の連鎖に無自覚なとき

足るをしらない 欲望のカルマが 述語になり

一人歩きしはじめる。

殺人事件の被害者の遺族は 当事者だから

そして当事者になってしまったということは

一瞬にして 絶えがたき苦しみの業火のなかに

生きながらにして放り込まれるようなものだから 

彼らが 怒りを 放出することは 止むをえないことだ。

それは そっと見守るしかないことだ。

そうであるけれども 部外者は 当事者の感情に

だからこそ、安易に 同調してはいけないのだ。













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