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Love,Sex&Death

☆無意識からのメッセージ☆第二部☆Love, Sex and Deathより☆第一話☆ミツコとパスカル

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記憶・・・とは何か?


you tubeMind Games by John Lennon



「いいこと・・・

人間はね、 こうやってね 呼吸さえしてれば なんとかなるのよ」

そういいながら ミツコは 腕を高く伸ばし フーっと息をはいた

がしかし 気持ちよさげに 深呼吸している そんなミツコの隣には

おびえた感じの やけに色の白い おとこが 見える

パスカルだ。

私たちは 笹塚の アパートの一室で お茶を飲んでいる、

・・・みたいだ。


部屋は明るいから お昼、いいや 

さわやかな空気がただよっているし

鳥のさえずりも どこかから聞こえてくることから

総合的に判断すると 今は 朝で しかも 平日のはずだ。

どうして 平日なのかというと 隣室が 静かだったからだ。


私は そのころ 渋谷区笹塚のアパートに住んでいて、

窓から身を乗り出して 顔をぐいっと左側にむけたなら

新宿西口の高層ビルが見えていた。

そして アパートの横にある道を 

駅とは反対側に向かって少し歩いたところにある

T地路の向こうは左手が杉並区で、右手が中野区で

中野区の道をしばらく直進したら

やがて出くわす表通りの向かい側は

新宿区なのだった。

ここに住みだしてすぐのころ

都議会選挙があり うるさくてたまらなかった。

それ以外は 静かな住宅街であり

大きなお屋敷には大きなきが植えられていて

そこに通称猫屋敷があった。

一人暮らしでさみしかった私は

猫がほしくなって

この猫屋敷をたずねたことがある。

玄関を開けると お上品だけど 猫みたいに

めやにをつけたおばぁさんが

ちょこんと 座っていた。
 
おばあさにとっては、庭の木をかけあがっていく

猫たちは みいんな大切な子供なんだそうだ。

結局 猫は この猫屋敷からは もらわないで

大田区のお屋敷からいただいてきたのだけれども

ある夏の日の朝 猫のアルジュナは どこかへいったきり

もう二度と帰ってくることはなかった。


cat.jpg
My lovely cat by 奇跡の星☆水の惑星http://waterglobe.exblog.jp/m2007-10-01/



猫はいなくなってしまったけれども

そのアパートは 女子大生が一人で住むにしては

バス、トイレつきで キッチンも広く 快適だったので

訪問者が あとをたたないのだった。



ミツコとパスカルとわたしは 

そのアパートのキッチンの奥にある和室で

コーヒーを飲んでいたと思う。

三人とも 畳の上に胡坐をかいて座っていて

私とミツコは Tシャツとゆるやかな綿のパンツスタイルで、

当然、 ノーブラだったし

ミツコは 風呂あがりで 髪をタオルで乾かしているところで

栗色で 肩より長いミツコの髪には ゆるーく ウエーヴがかかっていた。


パスカルはフランス人だった。

神経質そうなパスカルは 

いつも ミツコに隠れるようにして現れるのだった。

ミツコは大きな黒い瞳が特徴的で 

きれいな顔に 大きなめがねが似合っていて

ママが恋しい私は 

彼女に抱きしめられて 眠りたい とさえ思った。


しかもグラマラスなので 胡坐をかいたままの姿勢で

背骨のひとつ、ひとつが ぐいっと伸び上がるように

上半身をくねらせながら 左右に大きく広げられた両腕を

ゆっくりと 頭の上で重ねあわす格好で

彼女が スーハーと 深呼吸をすると

何故か 部屋が 震えてるように 感じられるのだった。


おっぱいがゆれている

ミツコは 何度でも 深呼吸をくりかえすので

おっぱいは ゆれつづけていて

風呂上りのせいか パスカルも

さっきよりは リラックスしている。

パスカルのヘアーカラーは 金髪だけどれも

ブラウンがかっていた。

ミツコのまねをして 深呼吸をしながら

両腕を頭の上で 高く重ねあわせると

ミツコは その姿勢のままでね、

息をはきだしてみて、

いいことってとウインクしながらいうので

私は 両腕を重ねて高くもちあげた姿勢のまま

息をはく。 とめて、とミツコがいうので

息をとめたまま パスカルの目をみつめると

パスカルも じっと 私をみつめかえしている。


しばらく息をとめたままでいると 

体が小刻みに震えてくるのだけれども

私は 水泳が得意だったから 

壁にかかっている 丸いアルミ製の時計をみながら

ぎりぎりまで 息をとめている。

きっと 私のオッパイも 震えているはず。

乳首が とんがってきたのは・・・

その振動のせいなのかしら・・・


甘酸っぱい香りが ゆっくりと

部屋のなかに広がっていく


すると ミツコが 微笑ながら 私に近づき 

ミツコのひざと私のひざがくっつくまで

近づいてくるから 私は 目を閉じてしまう。


目を閉じていても ミツコの柔らかい指先が

私の指先にふれてくるのが わかる。


頭の上で組まれている私の両腕を軸にして

ミツコは移動して そのまま私の後ろに立ち

今度は 私の腕を左右に大きく広げてくれるのだった。


ミツコの吸って、とめて、はいて、とめて、吸って、とめてという声が

彼女の息遣いと一緒に、体の後ろからきこえてくる。

そういう感じっていいながら 

ついさっきまで私の背中の後ろに感じられていたミツコの気配が

きえたので 目を開けると ミツコはパスカルと一緒に 

私の向かいで ほほえんでいる。

カーテンが 引かれている。

ほんの少し 暗く感じられる部屋のなかで

目を開けて 交互に「ゆっくりと

ふたりをみつめているうちに

体の芯がしびれたみたいになり

私は くらくら するのだった。

そして くらくらするのに 笑いが こみ上げてくるのだった。

灰皿の上で タバコの煙が くねくねと 揺れている。


「いいこと 由里子ちゃん・・・」ミツコは私のことをそう呼んでいた。

「私たちはね 今から LOVEとSEXとDEATHを学ぶのよ、

わかる?」

ぽかんと口をあけている私をみて パスカルが微笑んだ。

その瞬間、先ほどまで、ミツコの弟みたいだったパスカルが

ぐっと 身をのりだして 私にコーヒーカップをもたせてくれていた。


いつのまにいれられたのであろうか?

カップのなかのコーヒーはあったかかった。


「由里子ちゃん、LOVEとSEXとDEATH、この三つのうち

最初のふたつは 誰にでも体験できるし 簡単だけど 

最後の DEATHだけは難しいのよ。」

不意にミツコがこういって 立ち上がると

部屋のなかに サーっと 光がさしこみ

開け放たれた窓の向こうには

静かな住宅街の 平穏な昼下がりの景色があって

カーテンが ゆれて 柔らかな風みたいに

ミツコの指先が 

私の頬をなでていった。

立ちあがったミツコは すでにコートを着ていて

今はもう 毛糸の帽子を かぶるところで

パスカルは 玄関先で はにかんでいた。


「じゃあね 、ありがとう 、 またくるはね。」

窓から身を乗り出して とんとんとんと音をたてながら

階段をおりていく彼らに手をふる私。



うすーく張り詰めた氷みたいな空気に触れて

落ち葉がひらりと地面に落ちていき

秋が深まりだしていた。









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