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部族・ゼロ次元・70年代FEEL

【小説】無意識からのメッセージ☆第五章☆キャンプ場はナナオから

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★NANAO SAKAKI LOVELETTER


18歳の私が 山道を歩いている。

富士見の駅から もう何時間あるいたのだろうか?

道の途中で やはり京都からやってきたオトコの人がいて

聞けば「スズメ」だって言う。

「私はユリ、自由の由に里でゆり、本当は由里子だけど」




坂道が 平坦な道に変わるころ、突如、目の前の 視界が開けて

左手に 緑たなびく山の斜面と夏草が生い茂る平地が 

見えてきた。

道には車も 何台か 停車していて

人がいる、斜面にはテントもちらほら 見えている。

キャンプ場についたのだ・・・



ロンゲが いっぱいいる。 赤ん坊を抱いた人もいる。

だがしかし

私は 草の上で 茫然自失としていた。


知っている人は誰もいない。

それは かまわないけれど テントをはったり

かまどを作ったり している 人びとの動きを見つめているうちに

ここは 山の中だ、ということが

リアルな現実として自分にせまってくるのだった。





「オーイ、ミルクが届いたぞぉ~!」

という声が聞こえてきたので振り向くと、

猛烈な勢いで オンナの人が 

その声のほうへと走っていった。



キャンプ場は斜面と平地からなっていて

斜面と平地の間には小川が流れている。

水道設備はその小川沿いにあり、

数段高いところにある山道と小川の間に

若干の平地があるのだけれども

平地にテントをはっている人はほとんどいなくて

大部分の、ロンゲで、Love & Peaceな人たちは

斜面側に陣取っている。



「あぁよかった」といいながら、

満面の笑みをたたえた若いおかあさんは

その腕のなかに しっかりと 

赤子用のミルク缶を抱きかかえていた。



お店なんかない、

だって ここは 山のなかの キャンプ場だから。



カップヌードルを食べるにもお湯が必要なわけで

そのお湯を手に入れるためには 

やかんでなくてもかまわないけれど器と火がいる。

そして その火を手にいれるためには 薪とチャッカマンがいる。

だから キャンプをするときには まず かまどを確保するのだ。



ところが どうだろう・・・なにもない、

今のわたしはこの山のなかで生きていくために必要な道具は

なにも 

もってはいない・・・

お金は もっていたけれど、街中じゃあるまいし、

山のなかでは、お金でかえるものは売っていないわけで、

困ってしまった私は、仰向けにねっころがり、

消えいく雲を途方にくれてながめているしかないのだった。



遠くでも近くでも笑い声が聞こえては起き上がり、

きょろきょろとあたりをみまわすのだけれども、

私がBrother & Sister と呼べる人は そこにはいないわけで、

それでまたねっころがっては起き上がるを何度かくりかえしていくうちに 

誰かの視線を感じた私は 上体を起こし 視線の主を探した。




私の少し前方にある斜面では どんどんと テントが増えていき、

人々は、寝床の準備が終えたら 食事の用意に取り掛かり始めていたが 

そんななかで 二人の男性だけが ギターを手に取り 目を閉じて 

叫ぶかのごとく 祈るかのごとく いつしか 歌を歌いだしていた。


nanao.jpg
Nanao Sakaki


もう今が何時かということも 

ここがどこかということも
 
空腹であることも 気にならなっかたけれど

私は 猛烈に 途方に くれていた。

風に祈り、空の雲に教えを請いたい気分だった。皆、忙し気だ。





視線は 左側から 届いていた。

私から数メートル離れた場所に キャンプファイアー場があり、

夜のイヴェントのために 何人かのロンゲで Love & Pieceな 

見知らぬお兄さんたちが 薪を組んでいるのだった。

そして その視線の主は くるときに一緒だった 

皆から ナナオ と呼ばれている人だった。

あたりの景色は ぼんやりとしているのに、

そこだけはクリアーな感じで、ナナオはそこにたち、

じっと私をながめていた。


1ナナオ




私の右側では 

なにやらにぎやかし気にオトコのひとたちが棒を立てていて、

ひときわ高い歓声があがると、

縄が引っ張られ、二本の棒の間で、大きな旗が ひらめいていた。

旗はグリコの日の丸みたいに 

まんなかから四方へと幾筋にも後光が描かれていて 

旗のまんなかには白抜きの丸 があり 

丸のなかには 『ゼロ次元』とかかれている。






「どうしたんだ?」

ふりむくと いつのまにか 私の隣に ナナオが立っていた。

「とまるところも 食べるものもなくて どうしていいかわからないのです」

と答えると ナナオは こう言った。


「テント周りをしてこい!こんにちはって!

 日本人は どうも 恥ずかしがりやでよくない、 

さぁ、行って来い!」




ナナオの顔には 素敵な笑顔が浮かんでいて 

私は なんだかとても元気になり

「ハイ」といって立ち上がり、

最初に目があったふくよかな感じのオンナの人のところにかけより

「こんにちは!」と挨拶してみた。





私が微笑むと相手も微笑みをかえしてくれて

「どうしたの?」っていうから、

お金はもってるけれど 

あとはなにももたずに京都からきてしまったことを告げた。

すると彼女は

「お金はもってるのね、二千円ある?」って言ってくれて、

交渉はあっというまに成立した。





「私はケメ、あなたは?」「ユリです!」

「じゃあ、ユリ、このお米あらってきてくれる?」



ケメから預かった飯合を片手に、

小川をまたぐ私はごきげんだった。

水道をひねると 山の水は 冷たく 気持ちよかった。




そろそろ日も落ちだしたというのに

山の斜面では 食事の用意をするでもなく 相変わらず 

ジョニーウィンターみたいな髪型をした、

二人のお兄さんがギターをかきならし

目をとじたまま祈るように さけぶように 歌いつづけている。

やがて 一人の男性はギターを傍らにおき立ち上がったけれども

もう一人の男性は いまや上半身裸のまま 歌い続けている。

それが「セヴン」だった。セヴンには胸毛があった気がする。


★BGMは・・・ジョンレノンのゴッド



God Gy John「神は観念に過ぎない」、そして聖書、タロット、イエス・キリスト、シヴァ神、仏陀、マントラ=お経、ジョン・F・ケネディ、エルビス・プレスリー、ジンマーマン=ボブ・ディラン、果てはビートルズさえも、「僕は信じない」と歌われる。そこでブレイクを挟み、終盤は「僕はヨーコと自分を信じる」「愛する友よ、頑張っていこう、夢は終わった」

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