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部族・ゼロ次元・70年代FEEL

[小説]☆無意識からのメッセージ☆第四章☆極楽鳥の夢

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★BGMは ★ピンク・フロイドのタイム
 /TIME  BY   PINK☆ FLOYD


電車のなかにいる

市電みたいな作りの電車で 窓枠もドアも座席も 内装は茶色だ

その電車は まるで白い紙に書かれた 絵のようで 

その絵の中の電車のなかに 窓を背景にして 

京都駅から夜行列車にのって長野へと一人旅にでた私が

こちら向きに座っているのが 通路ごしに見える

車内は明るいが 今が何時ごろなのかは わからない




それをどこか高いところからながめている  

私が誰かと話している 誰だろう と思った次の瞬間

やがて高いところにいる目線だけの私が右上空から

電車の座席に座っている私に スーと近づいていく・・・


私の目線は 電車のなかにいる私に入りこみ 

すると紙に書かれた絵のように あるいは

ポーズがかかり停止状態だった動画みたいな私が動き出し

私が動き出すと電車のなかの景色が 現実感をとりもどしていく





私が話をしていた相手は父で 父は私の右側に座っている

通路の向かいの座席には 母もいたような気がする

母がこちらにちかづいてこようとしたときだと 思う

不意に 電車が がくんととまる







レールが見える 

その前方の 線路の上に ぺらぺらの紙人形が見えている

紙人形は親子連れらしく、構成は父、母、娘 の三人で

彼らはピクニックにでもきたのだろうか・・・お弁当を食べている

彼らはピンク色の画用紙に鉛筆で描かれていて

私は電車の中から彼らをながめている

やがて電車は すべるようにして彼らの上を通過していき

彼らは印刷機に吸い込まれる用紙のような感じで

電車にまきこまれて 夢をみている私の視界から消えていった






私は電車をおりる

そこは 新緑しげる 日本の山のなかで

私は 何人かの乗客と一緒に・・・しばらく 線路伝いに歩いただろうか・・・




父と母は消えていなくなり

いつのまにか あたりは 薄ぐらくなってきていて

くねくねとしたゆるやかな坂道をのぼりきったわたしたちは

いつしか 一軒の旅館へとたどりつく






けたたましい物音で目がさめた私は 

見知らぬ部屋のなかで寝ていたらしく寝巻きをきて 布団のなかにいる。 

部屋のなかは 薄暗い。

わたしはそのうす暗がりのなかで

布団から上半身を起こし 

じっと耳をすまして あたりの様子をうかがっている。



そこは板の間の和室で 私の左側に 木の雨戸が二間ほどあり 

その雨戸を目でおっていくと そこは角部屋で

がらんとしたこの部屋のつくりからして 

ここは どこかの宿坊でもあるかのようだ



耳に残るけたたましい物音の余韻をひきずりながら

布団をぬけだしたわたしは、少しだけ明かりがさすほうへと歩いていくと

雨戸と雨戸の隙間から 明かりがさしこんでいたらしく

そして 私はその雨戸の裂け目から 外へとはみだしていく




あたりはしらじらしくなっていた

夜更けだと思っていたが 外は ちがっていた

ただ どこか 様子が おかしい




部屋のまわりには回廊があり  

回廊のむこうには広大な庭がひろがっている

私は はだしで そっと 庭先へとおりていく

左側のたてものから右側にある庭先へとおりていく



敷地はひろく あたりはすっかり朝になっており  

中庭のむこうにある建物の回廊に何かがたたずんでいるのが見える

わたしは向かいの建物の回廊から 

その場所へと 音もたてずに ちかづいていく



巨大な鳥が 

回廊の上にある欄干のうえで そっと目を閉じてやすんでいる


眠っているその鳥はペリカンみたいな頭とするどいくちばしをもっていて

大きな羽は折りたたまれているけれども 

オレンジ色がメインの極彩色であり

わたしは その鳥がもつ羽の美しさとあまりのおおきさに度肝を抜かれて

固唾をのんで その場にたちすくしてしまう


LSD.jpg



息をころして なおも様子をうかがっていると

庭に 別の鳥が舞い降りてきて 

その瞬間、私はこの鳥たちは 『極楽鳥』だ、と直感的に認識する。


すると ここはどこなんだろう・・・?



極楽鳥は優雅なたたずまいとは裏腹に

広げられた羽はいよいよ巨大であり

『極楽鳥』だとつぶやきながら 私は怖くなり、ぶるぶると震えだす。

彼らに 自分がここにいることが知れてしまうと一環の終わりで

しかも 気づかれてしまうことは時間の問題だ、ということもわかっていた。



この世のものではない彼らの世界に この世のものである私がまぎれこんでしまったのだ。

どうしよう・・・そのようなことを考えながも 

私への彼らの包囲網はじりじりとせばめられていっているのがわかる、

根拠はないのに 確実に そのときが 近づいていることだけは 

・・・ハイレヴェルな状態で理解できるのである。

私は あのちいさな子供の極楽鳥のえさにでもなるのだろうか?



やがて先ほどの回廊の欄干の上で目を閉じていた極楽鳥の目があくと

朝方の食事風景であるかのようだった空気がいっぺんして

庭は消えて 闇になり その闇のなか、右上空からすさまじい光の筋が 

めりめりと音をたてて 何本も私めがけて飛んでくるのだった



私は たった一人で 最初の宿坊のような暗い部屋のなかにいて

寝巻きをきたまま 雨戸を盾にして 

その極楽鳥から発せられているにちがいない光にあたりを取り囲まれながらも 

あの鳥が私を攻撃してきたなら、この盾でかわそうと考えていて
 
最小限の力で最大限の効果をえるためには

自分の体の前後左右の四面・・・東南西北の四面

を効率よく防御する必要があるから

四方八方にむかい 盾をかまえて 訓練をしているのだが

急に 愕然としてしまう



「彼らは鳥だ。鳥は上空から360度 どの角度からでも私を狙えるだろう

 それにたいしてわたしはどうだろう。

 どんなにがんばってみても、この盾で守れるのは一面だけではないだろうか?!

 一面だけだ!あとの三面は無防備になってしまう
 
 それでは彼らが同時に襲ってきたら 

 とても太刀打ちできない!あぁもうだめだ~」

と思いっきりギャーっとわめいたところで目が覚めるのだ
 



朝になっていて 山の中の日本旅館で食事をすまし
 
鉄道も復旧しただろうからと駅へとむかう途中に

夕べは暗くてきづかなかったけれども

そこだけジャングルみたいな木が生い茂る場所があり

道沿いには金網のフェンスがはりめぐらされている



フェンスをたどっていくと、

そこには私がくぐりぬけられるくらいのほころびがあり

看板がぶらさがっていて

『猛禽類保護観察地区!安心ご用心』と書かれている。



夢だと思っていたけれど、

昨夜のわたしはどうやらここに迷い込んでいたみたいだ、

と首をかしげて 夢のなかで 夕べのできごとをぼんやりと考えている私がいて
 
その私は白い帽子をかぶり ジャングル探検家の格好をしている

という夢をみていた。



私のたびはつづく・・・


★BGMは ピンク・フロイドのウィッシュ・ユー・ワー・ヒヤー
/ WISH YOU WERE HERE  BY PINK☆FLOYD












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